危険な金融商品を見抜く方法は存在する?
By タチバナヨシアキ
金融商品の取引で失敗しないための応用となりますが、自己資本比率の意味は正しく知っておいたほうが良いです。というのも、自己資本比率を軽視していると、急に倒産を迎えてしまう会社を見過ごしてしまい、リスクだらけの投資となるからです。
自己資本比率を理解していると倒産のリスクを免れることができる
金融商品について、インターネットで色々と学んでいると、儲けるテクニックばかりを学習してしまいます。
これは悪いことではありませんが、だからといってリスクを軽視するのも良くありません。商品の中には、投資を行うには情報が不十分という会社も含まれますので、必ず自己資本比率は確認するようにしましょう。
その理由ですが、自己資本比率が低いということは、倒産してしまう可能性が高いからです。そのような会社で利益を出していたとしても、倒産してしまった後は、事後処理などに追われるだけで、肝心の儲けを得ることは難しくなってしまうでしょう。
精神的にも辛い思いをするだけなので、人気の銘柄というだけで、その商品を全面的に信用するのは危険です。
自己資本比率の見方は大企業との比較で検証したほうが良い
自己資本比率についてですが、任天堂のような大企業であれば、自己資本比率は85.2%となっています。
この数値だけ見ると高いのか低いのか、そのことがわからない人もおられるでしょう。自己資本比率は、50%以上であれば信用できる、50%未満であれば信用が低い、20%未満では信用が低いだけでなく、近々倒産してしまう可能性が高いと見るべきです。
中には、自己資本比率が10%前後なのに、何故か倒産しないまま経営を行えている会社もあります。ただし、このような会社は稀に存在するだけなので、自己資本比率が頼りになるのは確かでしょう。
ただし、自己資本比率が高いと信用が増すのですが、その分だけ銘柄の価値が上がりやすいという難点があります。銘柄の購入金額が跳ね上がりやすいので、単純に自己資本比率を見るだけでなく、購入金額も併せて確認するようにしましょう。